西洋医学・薬だけにこだわるな、全体をみよう


CRP(炎症)の数値が高いからと言って、痛いわけではありません。

例えば、当院に治療に来られているリウマチの方で、こういう方がおられます。

・CRP(炎症)15

・MMP-3(骨破壊)1150 

CRPは正常値の0.3を大きく上回り女性の標準値の60も大きく上回っています。

激痛で関節の腫れも強いはずですが、
それほど強い痛みはありません。

歩くことも可能です。

(階段は厳しかったですが) 

 

私が診ている方にお中では、CRPが9以上なら、
ほぼ寝たきり状態の方が多い中、この方は、痛みがゼロではないが、 

通常の方ほどの痛み方ではありません。

血液検査の結果を診た医者から

間違いかもしれないという電話があったほどです。

この方1年間通院されてMMP-3は47.0になり、
CRPも1.68。

美容室を経営されているので、
カット、シャンプーも普通にできています。

山登りもしています。 薬も減薬中です。

(生物学的製剤はしていません)

前向きに取り組んでいただいたのもよかったです。

痛みを数値だけで判断してはいけません。

 

痛みは主観です。

客観的に診ることはできません。

客観的とは数値化、誰が診ても分かることです。

血液検査で炎症反応は診れても痛みは診れません。

CRPの上昇 = 痛みが強い
という式は成り立ちません。

 

CRPは炎症であって痛みを表す数値ではありませんから。

診察でも、痛いか、痛くないか、すごく痛むとか、

前ほど痛くないとか、

日常生活面で機能を回復させるアドバイスもしていますので、

あいまいな表現になってしまいます。

痛みは主観であり、

自分での感じ方ですから。

痛みは、性格、社会的環境、PTSD(トラウマ)などが関係します。

これを内的な原因とします。
内ということです。 

 

心と理解してもいいです。
この内側のことが痛みには大きく影響します。

さて、ここで質問です、季節は12月。
ここに2人の50歳の2人の女性がいたとします。

CRPが2、MMP-3は65 RF(リウマチ因士)は陽性。

炎症反応が2なので、そこそこ痛みます。

1人は田中さん(仮名)
最近、ご主人がリストラされたとします。

供さんは2人、高校生と大学生とします。

北陸地方に在住、石川県に住んでいます。

もう一人の鈴木さん(仮名)は、
早くに結婚したので子供さんは独立しています。  
現在は、夫婦2人で生活。

専業主婦としてマイペースで生活しています。

住まいは、沖縄県。

さて、どちらが同じCRPでも痛いでしょうか?

そうです、ご主人がリストラされた田中さんのほうが痛みます。
痛みは、主観です。 

痛みを感じているのは脳です。

イライラしていたり、不安だったりすれば痛みは強くなります。

それと、置かれている立場や環境も大きく影響します。

多くの方は、数値や現象しかみません。

特に医者なんかは、数値、客観的に診て判断します。

ここでの客観的というのは、
血液検査の数値や骨の変形、腫れです。

患者さんの置かれている立場や

環境なんかは診てはくれません。

 
心も診ません。

なぜ診ないのか?

数値化できないからです。

リストラされた方の心の痛みや大切な家族を亡くした悲しみ、

営業成績が上がらない悩みなど数値化できません。

だからこの部分は無視します。

分かりませんからです。

しかし、この部分は痛みに大きく影響します。

なぜ痛みが強いのかを認識することが大切です。

原因が少しでも分かれば、痛みは軽減する場合も多いです。