痛みについて 痛み学


まだまだ、一般の方には知られていませんが、

最近は痛みの研究が盛んです。

その研究の結果、分かってきたことがあります。


痛みが3か月続くと、取れなくなります。

そもそも痛みはどこで感じているかといえば、脳です。 

腫れたり変形している関節が痛いのではなく、痛み自体は脳で感じています。

 

痛みが続くと脳にのこります。

これが脳の可塑性(かそせい)によるもの。


粘土で丸いボールを作ります。仮にこれを脳とします。

この粘土のボールを押さえると、凹みができます。これが記憶です。


勉強なんかがそうですが、最初はできなくても何回も繰り返すことで記憶に残ります。


これは粘土のボールに繰り返すことで、凹みができるためです。


脳はこういうものです。


痛みも3ヶ月ぐらい続くと、痛みがとれなくなります。

これは脳に痛みという記憶が刻まれるからです。

粘土の凹みのように。


こうなるとなかなか痛みがとれません。

また、痛みが続くと気分的にも落ち込みますし、


イライラしてきます。


何気ない一言で「イラッ!」とくる方もいると思います。


痛みが慢性化すると痛み以外にも、うつ症状など様々な症状が現れます。
そうすると、痛みに対するストレスや交感神経系が亢進して、

血流の低下や筋緊張がおこります。


筋緊張が起こると、虚血となり発痛物質が溜まります。


すると更に痛みが強くなり、それがストレスでさらに痛みが強くなります。


交感神経の亢進 (イライラしたりの緊張した状態)

筋肉や血管の収縮 (イライラしている時は身体が固くなる)

局所の血流低下  (悪い関節の周りの靭帯や筋肉が固くなる)

発痛物質の蓄積  (痛みを感じる物質 プロスタグランジンがでる)

痛みの増加 

 

この痛みの流れに入ると痛みのスパイラルになり、なかなかぬけだせない。

このようなパターンでは自然治癒能力も発動しないし、
ますます状態は悪くなります。

 

痛みのために薬の効きも弱くなります。(血液の流れが悪くなると薬は効かなくなる)

薬が効くには、最低限の自然治癒能力が必要です。

痛みが続くことでこの自然治癒の能力が落ちてします。