・患者
50代 女性
・来院
2011年 2月
・症状と来院理由
高熱が3~4日続いた後、手の指の関節に痛みが出だす。
病院で検査受けた結果、リウマチと診断される。
MTX(リウマトレックス)を8ミリ処方される。
薬を服用すると、気分が悪くなるため、
何か他に治療法がないかと探し当院を受診する。
・治療と経過
10年以上前に、胆のうと脾臓を全摘、膵臓は3分の1切除したから
胃腸の調子が悪くなる、
特に疲れがたまると胃痛が頻繁に起きるようになった。
MTXも体に合わない可能性があるため、
鍼治療と薬の併用で、リウマチをよくして、
MTXを飲まなくてもいい状態を目指す。
・同時に治療したポイント
首のこりと肩のこり バネ指
・使用した主なツボ
手三里、外関、背部兪穴、肩井
・考察
鍼治療を続けて1年ほどで、関節の痛みも落ち着いた。
症状も安定しているため
主治医の判断により、MTXの服用を止めて
様子を診てみようということになる。
リウマチのすべての薬を飲まなくなって6年経過するが、
今もリウマチの症状は一切でていない。
リウマチがよくなっても本人の希望により
健康維持のため週に1回の鍼治療を続けている。