・患者
５０代 女性
・来院
2013年 11月
・症状と来院理由
2011年にリウマチと診断されたが、
炎症反応は正常値だったため、
抗リウマチ薬を飲まずに様子を診ることになった。
関節が強張り、痛みも時々出るため、
薬以外の方法でよくしていこうと考え、鍼灸院に通院。
１件目の鍼灸院では、院長の横暴な対応が嫌になり数ヶ月で通院をやめた。
２件目に通院した鍼灸院では、治療に使う鍼が２〜３本だだけで、
気を整えることばかりの考え（古典的鍼灸治療）で、
痛みのある関節に鍼を一切しないため数回で通院をやめた。
・治療と経過
閉経期あたりから、関節に異常がでてきたため、
関節の強張りに関係する筋肉、靱帯のポイントに鍼治療を行い、
動きを維持できる状態にする。
全身の筋肉の緊張が強いので、自律神経の調節と、
胃腸のポイントにも鍼治療を行う。
・同時に治療したポイント
肩こり、腰痛
・使用した主なツボ
肩井、腎兪、脾兪
・考察
患者の夫が医師であることもあり、
西洋医学の効果や薬の副作用など、守備範囲を理解されているため
今の症状に対しては、薬では治すことはできないと考え、
東洋医学、鍼治療をとても信じ治療を続けてくれた。
2018年で当院の鍼治療を受けて5年経過しているが、
数値が悪くなることも関節の腫れも破壊もなく、
薬を一切飲まない状態が続いている。
現在も健康維持のため、10日に1回の鍼治療を継続して
来院していただいている。
